大阪モノレール車両の部品脱落に関する対策の完了について一覧へ戻る
2014年9月10日
平成26年7月14日に発見いたしました、車両集電装置に付属するワックスと押さえ金具の脱落につきまして、原因を特定し、全車両の対策が9月1日に完了しましたので、ご報告いたします。
▼脱落の原因:部品製作時におけるスポット溶接不良
押さえ金具の取り付け部に溶接不良があったため、溶接が剥離し脱落を発生させました。
▼対策-1 :溶接品質の向上
JIS規格に定めるスポット溶接部の品質等級を「C級」から「B級」相当に向上させるとともに、溶接部の確認検査を抽出検査から全数検査へ変更します。
▼対策-2:保守作業時の確認強化
不良品の混入を確実に防ぐ為に、集電装置すり板交換作業の際、当該溶接部の剥離有無を、目視調査に加えて工具を用いて確認します。
▼対策の実施状況
8月から品質を向上させた製品の製作に着手し、平成26年9月1日に全車両の製品交換を完了しました。
このたびはお客さまに大変ご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。